6/27(金)〜 料金:1000円〜1800円
井樫彩監督最新作『愛されなくても別に』公開記念リバイバル上映!
うなだれるような暑さの夏の終わり。
大切な人を失った痛みと共に生きる旅館の主と突然の来訪者。
二人の無音だった日々がかすかに動き始める。
波音が穏やかに響く海辺の町で旅館を営む奈々の日々は静寂に包まれている。幼くして家族を亡くし、誰にも自分の想いを打ち明けずに暮らす彼女は、日々を淡々と過ごしていた。そんな奈々の生活に突如として現れた一人の⻘年・俊太郎は、喪ってしまった恋人の足跡を辿りこの町に行き着いた。突然の来訪者に戶惑いつつも、奈々は町を彷徨う俊太郎と行動を共にするようになりーーーそれぞれの止まっていた時間が動き始める。
井樫彩監督がオリジナル作品で挑む「喪失と再⽣」の物語
福地桃⼦と岡⼭天⾳、初共演で魅せる新境地
『溶ける』で⽇本⼈最年少でのカンヌ国際映画祭の出品を果たした監督・井樫彩。『真っ⾚な星』(2018)、『21世紀の⼥の⼦』「君のシーツ」(2019)、『NO CALL NO LIFE』(2021)と、同世代を⽣きる若者の⼼情を捉える確かな作劇と特有の映像センスで観客を魅了してきた監督の最新作『愛されなくても別に』の公開にあわせてリバイバル上映が決定!
鑑賞料金
◯一般 ¥1,800
◯ご近所さん割(江東区・墨田区に在住or在勤or在学の方) ¥1,500
◯U25割(25歳以下)・シニア割(60歳以上) ¥1,300
◯障がい者割 ¥1,000
◯U18割(18歳以下) ¥1,000
2022年/日本/76分
監督・脚本:井樫彩
出演:福地桃子、岡山天音、野崎智子、吉⽥⼤駕、赤瀬一紀、丸林孝太郎、上野凱、久保田磨希、諏訪太朗、安藤玉恵
© LesPros entertainment/©Soichiro Suizu
若くして、海辺の町にある旅館・中島荘を営む中島奈々(福地桃⼦)。中島荘が休業中の 9 ⽉上旬、ひとりの⻘年・藤井俊太郎(岡⼭天⾳)が「どうしても泊めてほしい」と訪ねてくる。彼は⼀年前に愛する⼈を失い、その恋⼈が亡くなる直前に、この旅館に宿泊していたと語る。奈々は亡くなってしまった俊太郎の恋⼈のことがすぐに思い当たり、彼⼥について、「笑顔が印象的でした」と振り返る。俊太郎は恋⼈の⾜跡を辿り、彼⼥の死を理解するために、昼も夜も町に海にと彷徨い、歩き回る。そんな俊太郎の姿を⽬にしていた奈々は、この⼟地の案内役を買って出て、いつしか彼と⾏動をともにするようになりーーー。
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