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上映予定

11/16(日)のみ1日限定上映! 料金:1100円〜2000円

1日限定上映!『ORLIK』

彼を狂わせたのは 戦争か、映画か、あるいは――

現実と虚構が入り乱れ、時間軸すらも歪み迷路と化した物語が、
阿鼻叫喚の”カットアップ・レトロアニメーション”で叩きつけられる。

監督を務めたのは、香港国際映画祭などでカルト的な評価を得た『LUGINSKY』(ルギンスキー)のhaiena(ハイエナ)。
今作『ORLIK』においてはヌーヴェルヴァーグや、アメリカン・ニューシネマへ想いを馳せる主人公・オルリックに監督自らの身上を投影し、失われた前時代の映画に鎮魂を捧げる。政府機関や反体制組織の思惑に翻弄される男の姿を通じ、戦争の不条理に対する強烈な風刺も盛り込んでいる。前例のないアニメーションのキャラクターには、舞台俳優たちが中心となり命を与えた。

”既存の演技法や感情表現を逸脱したかった”――

オルリックの前に現れる登場人物はどれもこれも奇人であり、そもそも実在するのかどうかも不確かだ。その不安定な曖昧さを如何に演技へ落とし込むのか、試行錯誤の末、金子貴伸や黒崎純也らの尋常ならざる取り組み、創意の結果、2次元にも3次元にも、2.5次元にも属さない、新しい『怪演』が生まれた。真田うるは、真城あさひ、キクチカンキらを含め、”彼らでなければ今作を送り出す心持ちにならなかった”役者がそろった。
『地獄の黙示録』と『ニュー・シネマ・パラダイス』を混ぜ合わせ、ゴダールで仕上げたものが『ORLIK』だ。かつての映画を知る者には懐かしく、それらを知らない世代にはまったく新しく映るだろう。そして、社会がどれだけ腐敗し、世界が業火に包まれようと、目的を叶えようと煩悶する哀れな夢追い人の飽くなき執着、矛盾、生き様には誰もが熱にあてられるはずだ。

これこそ、新世紀ヌーヴェルヴァーグ。

鑑賞料金

◯一般 ¥2,000
◯ご近所さん割(江東区・墨田区に在住or在勤or在学の方) ¥1,700
◯U25割(25歳以下)・シニア割(60歳以上) ¥1,400
◯障がい者割 ¥1,100
◯U18割(18歳以下) ¥1,100

 

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