ジャックには妻ドミニクと娘ローラがいるが、別の場所で経らす女性アイデも同様に愛している。久しぶりに家に戻ってきたジャックだったが、すぐまたアイデの元へと帰って行った。ドミニクは一人で泣き続け、戻ってきたジャックと激しく口論し、娘のローラも二人の評いに巻き込まれてしまう。やがてドミニクは、こうした暮らしにもはや耐えられないことに気づく。

マドは母親から虐待を受け、彼女を憎んでいた。ある日、知的障害を抱え、ゴミ拾いで生計を立てるフランソワが彼女を誘拐する。フランソワは屋根裏部屋にマドを監禁し、部屋に監視カメラを付ける。マドは内側から鍵をかけ、正しい合図をしないとフランソワを部屋に入れない。二人の共同生活は、奇妙な関係へと発展していく。

精神的に不安定なアンは夫の元を離れ、両親としばらく経らすことにする。両親にとって、アンはいまだ二人の「子供」だった。一方、父には愛人がおり、母はそれに悩んでいた。アンの姉の出産に立ち会うため、母は家を離れる。アンは父の愛人を夕食に招くが三人の関係は上手くいかない。アンと父との関係は、次第に近親相姦的な匂いを帯びていく。