7/7(金)〜7/13(木)料金:1000円〜1600円
『眩暈 VERTIGO』上映記念
日本劇場初公開を含む
貴重な中・短編3作品をセレクト!
『眩暈 VERTIGO』上映記念
日本を代表する孤高の詩人・吉増剛造がニューヨークへ。アメリカ前衛映画界の父・詩人の故ジョナス・メカスの一周忌にレクイエムとも言える詩が劇的に誕生する様子が描かれていく『眩暈 VERTIGO』。その上映を記念してジョナス・メカスの貴重な短編を含む特集 上映を実施します。
トークセッション開催|『眩暈 VERTIGO』上映特別企画
7.7(金)〜7.9(日)|松尾潔氏、吉増剛造氏、いとうせいこう氏、井上春生監督が登壇!
https://stranger.jp/information/event/1335/
レイトショーではヴィム・ヴェンダースの“日記映画”を含む劇場未公開短編を3作品上映。
https://stranger.jp/movie/1260/
2022 年/ 117分/監督:井上春生|デジタル上映
アメリカ前衛芸術の父・詩人の故ジョナス・メカス(2019 年1 月に96 歳で他界)を、盟友であった日本を代表する孤高の詩人・吉増剛造が悼む姿を追ったドキュメンタリー。
リトアニア出身のメカスは1949 年にニューヨークへ渡り、映像作家として自身の作品を発表する傍ら、窮地に陥ったインディペンデント・アーティストたちに救いの手を差し伸べ、アメリカの前衛芸術を牽引する存在となった。日本における現代詩の先駆者で、かねてからメカスと交流のあった吉増が、2020 年1 月・メカスの一周忌にニューヨークを訪れ、マンハッタンとブルックリンにメカスの幻影を追いながら、レクイエムとも言える詩を劇的につづっていく様子が描かれていく。
1991年/ 28分/監督:ジョナス・メカス|字幕なし|デジタル上映(『楽園のこちら側』と合わせて1プログラム上映)
配給協力:メカス日本日記の会
メカスの家を訪れた詩人たち、50 年代後半の「ビート・ジェネレーション」の教祖的存在となった詩人アレン・ギンズバーグや、吉増剛造とのパーティの情景を中心に構成された作品。
「リトアニアと日本からわが家を訪れた友人たちが、詩人のヴィト・バカイタィスがこしらえた5 メートル近くある大テーブルを囲み、食べ、飲み、そして歌うところを撮影した。いつもたくさんの人で賑わい、熱のこもった会話、食べ物、飲み物、ワイン、酒、歌、そして詩で大賑わいのこのテーブルが、まるで生き物のように思えることがある。ビデオ撮影は初めてだったので、少しきまりが悪いけれども、これも人生の一コマと思って受け入れることにした」――ジョナス・メカス
1999 年/ 34分/監督:ジョナス・メカス|字幕なし|デジタル上映(『ザ・テーブル』と合わせて1プログラム上映)
配給協力:メカス日本日記の会
ジョナス・メカスは、1960 年代末から70 年代始めにかけて、ジョン・F・ケネディの未亡人であるジャクリーヌ・ケネディ・オナシス( ジャッキー・ケネディ)に請われ、彼女の子供ジョン・ジュニアやキャロラインたちに 映画を教える機会を持った。もっぱら夏の間、彼らは映画を媒介に、親しく付き合う間柄となったのである。ケネディ一家と映画との出会いを、ジャッキーは「これまで少しも知らなかった世界が急に目の前に開けてきたようです。」と、メカスあての書簡で喜びと 感謝をこめて綴っている。
「それは友とともに、生きて今ここにあることの幸せと歓びを、いくたびもくり返し感ずることのできた夏の日々。楽園の小さなかけらにもたとえられる日々だった」――ジョナス・メカス
2012 年/ 68 分/監督:ジョナス・メカス|字幕なし|デジタル上映
配給協力:メカス日本日記の会
主に2000 年までのメカス作品で使われなかったシーンの数々で構成されている。また、それらに加えて、メカスがフィルムを編集する様子を映した映像なども使用されている。15 歳の少女・ダイアンがメカス宛に送った手紙が度々抜粋されるほか、ウィリアム・バロウズ、ロバート・フランク、ケン・ジェイコブスらも登場。
「1960、70 年代頃から、15 歳の少女が私に送ってきた手紙をもとにした映画を作りたいと思っていた。その少女ダイアンの手紙は、彼女自身や彼女の暮らしについての「書簡日記」……、この映画のテキストは彼女の手紙からの引用」――ジョナス・メカス
Strangerのオンラインストアです。オリジナルデザインのT-shirtやマグカップ、Stranger Magazineなどの書籍や、上映作品の関連商品がオンラインでご購入頂けます。