12/22(金)・12/25(月)〜31(日)の8日間
『ションベン・ライダー』
『台風クラブ 4Kレストア版』
『風花』
相米慎二に初めて出会う人も、再び出会う人も、まずはこの3作品から
近年、急速に国際的な再評価が高まっている相米慎二。その神話的な一本が『台風クラブ』である。待望の4Kで蘇るマスターピース『台風クラブ』とともに、初期・後期の代表作『ションベン・ライダー』『風花』をラインナップ。
※4Kレストア版の2K上映です。
鑑賞料金:
◯一般 ¥1,800
◯ご近所さん割(江東区・墨田区に在住or在勤or在学の方) ¥1,500
◯U25割(25歳以下)・シニア割(60歳以上) ¥1,200
◯障がい者割 ¥1,000
◯U18割(18歳以下) ¥900
1983年製作/117分/日本
監督:相米慎二
主演:河合美智子、永瀬正敏、坂上忍、藤竜也、原日出子
大ヒットした「セーラー服と機関銃」に続く本作。冒頭8分間におよぶワンシーン・ワンカットは、3台のクレーンを使用し3日間かけて撮影された。その後の相米作品の真骨頂がここに完成する。
<あらすじ>
いつもガキ大将のデブナガ(鈴木吉和)にいじめられているブルース(河合美智子)、ジョジョ(永瀬正敏)、辞書(坂上忍)の3人の中学生。デブナガに仕返しをしようとした矢先、目の前でデブナガが暴力団風の男たちに誘拐されてしまう。このままでは納まらない3人はデブナガを奪還しようと決める。そして、誘拐事件を起こした組員の山と政を連れ戻すように組から命じられていた中年のヤクザの厳兵(藤竜也)と出会う。途中からアラレ先生(原日出子)を巻き込んで、暴力団の抗争に巻き込まれながら、3人のデブナガ奪還作戦は成功するのだろうか…。
1985年製作/115分/日本
監督:相米慎二
出演:三上祐一、紅林茂、松永敏行、工藤夕貴、大西結花、三浦友和
※4Kレストア版の2K上映です。
第1回東京国際映画祭・ヤングシネマ部門にて審査員のベルナルド・ベルトリッチが激賞。グランプリに輝いた。
<あらすじ>
中学校の校庭の一角に夏の名残をたたえてひっそりとプールがある。木曜日。二学期が始まって間もないむし暑い夜。暗闇の中で時おりはねて、坊主頭が見え隠れしている。突然、プールの照明が一斉について、ロックが鳴り出した。歓声をあげてなだれ込んできたのは、水着姿の高見理恵、大町美智子、宮田泰子、毛利由美、森崎みどり。水の中で山田明が動かなくなっている。慌てた少女たちは人を呼びに田舎道まで走ってくると、同じクラスの三上恭一と清水健がジョギングしているのに出会う。恭一が明に人工呼吸をしているうちに、担任の梅宮が呼び出された。小さな風は、やがてくる台風によって、彼ら少年少女たちを閉じ込め、狂わせていく…。
2000年製作/116分/日本
監督:相米慎二
主演:小泉今日子、浅野忠信、麻生久美子、尾美としのり、小日向文世
13作目の長編監督作にして遺作となった大人のラブストーリー。演じる者の息遣いをもフィルムに閉じ込めたようなその演出は、観る者に最後まで目を離させない。
<あらすじ>
故郷・北海道に残した一人娘に五年ぶりに会いに行く風俗嬢ゆり子。泥酔しコンビニで万引きした事から、自宅謹慎を命じられている高級官僚の廉司。廉司は酔った勢いから百合子の北海道への旅につきあうことになり、性格も生活も旅の目的も全く異なる二人のぎくしゃくとしたドライブが始まった…。だが実家に着いたゆり子は義父の「東京で何してるか知らない訳じゃない。香織の為にも、合わせるわけにはいかない…」という言葉に返す術もなく実家を後にする。廉司はこの遠く離れた地で、上司からの一方的な解雇通告を聞くことになる。「もう自分には帰る場所などない。」行き場を無くした「帰れない二人」を乗せた車は、まだ雪の残る山奥へと向かっていく。
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