6/7(金)〜6/27(木) 料金:900〜1800円
効率至上主義のサラリーマンが
広大なモンタナの牧場で見つけた
人生の豊かさとは
喧騒の東京から、大自然が広がるモンタナへ
異文化コミュニケーションから始まる友情と思いがけない自己発見の物語
どこまでも空が続くことから「ビッグ・スカイ・カントリー」と呼ばれるモンタナ州。とある牧場の経営を立て直すためにやってきた主人公のヒデキは、壮大な計画をプレゼンするも東京の常識は通じず、すぐに行き詰まってしまう。だが、いやいやながらもスーツを脱いでカウボーイ姿に着替え、自然や動物とともに生きる人々と交流するうち、人生を変える出会いが訪れる——。
マーク・マリオット監督はかつて日本の巨匠、山田洋次監督の弟子入りを志願し、山田組の海外現場(第41 作『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』)に参加した経歴の持ち主。その時の異国体験が作家としての原点となった。その後、モンタナの牧場で研修する日本人会社員について書かれた記事からもヒントを得て本作を企画。
日本のオフィス街とは何もかもが異なるモンタナの原始的な風景を舞台に、“異邦人”が経験するさまざまな感情を普遍的なヒューマンドラマに仕立て上げた。
鑑賞料金
◯一般 ¥1,800
◯ご近所さん割(江東区・墨田区に在住or在勤or在学の方) ¥1,500
◯U25割(25歳以下)・シニア割(60歳以上) ¥1,200
◯障がい者割 ¥1,000
◯U18割(18歳以下) ¥900
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2023年/アメリカ/英語、日本語/2.35:1/5.1ch/118分/日本語字幕:安達もえ子、宮本奈緒子/原題:TOKYO COWBOY
出演:井浦新、ゴヤ・ロブレス、藤谷文子、ロビン・ワイガート、國村隼
監督:マーク・マリオット
脚本:デイヴ・ボイル、藤谷文子
プロデューサー:ブリガム・テイラー
撮影:オスカー・イグナシオ・ヒメネス
編集:井上ヤス
原案:マーク・マリオット、ブリガム・テイラー
配給:マジックアワー
サカイヒデキは東京の大手食品商社に勤めるサラリーマン。さまざまな食のブランドの M&A を進めることが主な仕事で、プライベートでは上司である副社長のケイコと婚約している。そんなヒデキの新たな任務は、会社が米国モンタナ州に所有する経営不振の牧場を収益化すること。役員たちが土地開発業者への売却を勧める中、ヒデキは希少価値の高い和牛に切り替えることで牧場を再建できるはずだと主張し、和牛畜産業の専門家であるワダを連れてモンタナに向かう。
空と大地がどこまでも続くモンタナでは東京の常識は通じず、ヒデキはすぐにトラブルに見舞われる。ワダが怪我で入院し、一人になったヒデキは場違いなスーツ姿で牧場管理人のペグに和牛の事業計画をプレゼンするが、邪険に扱われるばかり。牧場労働者の一人で元ロデオ選手のハビエルに7万エーカーもの広大な敷地を案内されるも、ヒデキの計画の実現が難しいことは明らかだった。
そんな中、ヒデキはハビエルが副業として牧場の片隅で密かにキヌアを栽培していることを知る。おおらかで地に足のついた生活を楽しむハビエルと交流するうち、土地の魅力に気づき始めたヒデキはスーツからカウボーイの格好に着替え、牧場の仕事を積極的に手伝うようになる。大規模な牛追いにも参加し、ペグや他の牧場労働者たちとも打ち解けていく中で、自身の効率一辺倒の働き方やケイコとの関係を見つめ直すヒデキ。やがて意を決したヒデキはハビエルとの友情と牧場を守るため、ペグに新たなプランを提案する。
一方その頃、東京ではヒデキが任務を果たしていないことが問題視され、事態を収拾するためにケイコがモンタナにやって来る。牧場の閉鎖とヒデキの処遇を告げるケイコに対し、ヒデキは未来の展望とこれまで口にしてこなかった自分の気持ちを話し始める——。
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