特集・作品紹介

上映予定

2/7(金)~ 料金:1000円〜1800円

『大きな家』

『14 歳の栞』監督・竹林亮×企画・齊藤工

親と離れて暮らす子どもたちの成長リアリティ映画

東京のとある児童養護施設。ここで暮らす子どもたちは、死別・病気・虐待・経済的問題など、さまざまな事情によって親と離れて暮らしています。『大きな家』は、そんな子どもたちの葛藤をありのまま切り取った、成長リアリティ映画です。

これまで社会で注目されづらかった児童養護施設に真正面からカメラを向け、透明化されてきた子どもたちの心の内を描いています。親と離れて暮らす子どもたちは、何を想い、何に悩み、どうやって大人になっていくのでしょうか。『大きな家』では、それぞれの子どもの物語を 7 歳、11 歳、14 歳…と年齢順に見せ、ひとりひとりに焦点を当てていき、成長の過程を追っていきます。両親やきょうだいへの想いや、生活を身近で支える職員との関係性、学校の友だちとの距離感、将来施設から出たあとの暮らしなど、年齢を重ねるごとに葛藤は変化していくことが明らかになっていきます。

監督は、中学 2 年生 1 クラス 35 人に全員に密着した青春リアリティ映画『14歳の栞』(2021)や、社員全員がタイムループする劇映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2022)で注目を浴びた竹林亮。『14歳の栞』で見出された、些細で忘れてしまいそうな瞬間を切り取る才能が、本作でも開花しました。また『MONDAYS』では、日本映画批評家大賞で新人監督賞・編集賞を受賞。『大きな家』はストイックなドキュメンタリー性も持ちながら、自身の構成・編集力を活かし、児童養護施設という難しいテーマを描いた作品です。

『大きな家」の企画・プロデュースを担ったのは、齊藤工。俳優として第一線を走る傍ら、映画監督やプロデューサーとしても活動しています。竹林監督とは旧知の仲で、『14 歳の栞』をきっかけに、児童養護施設の映画化に踏み切りました。本作に向けて、齊藤工は「私は、この作品を作るためにずっと映画に関わってきたのかもしれない。そんな、自分の理由になるくらいの作品ができました。」とコメントしています。

作品内では各家庭の事情はできるだけ省き、子どもたちの心の内に注目し続けています。またプライバシー保護の観点から、劇場のみでご覧いただけるようにし、配信・パッケージ化のしない映画としました。YouTube でも SNS でもテレビでも触れることのできない”本音”に、ぜひ耳を傾けてください。

鑑賞料金

◯一般 ¥1,800
◯ご近所さん割(江東区・墨田区に在住or在勤or在学の方) ¥1,500
◯U25割(25歳以下)・シニア割(60歳以上) ¥1,300
◯障がい者割 ¥1,000
◯U18割(18歳以下) ¥1,000

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