1/1(日)〜1/6(金) 料金:1200円〜1700円
その⾹りを嗅ぐと、過去への扉が開く……。
不思議な能⼒を持った孤独な少⼥が紡ぎ出す、⺟の封じられた秘密。
誰も⾒たことのない、禁断のタイムリープ・スリラー!
セリーヌ・シアマ、ジュリア・デュクルノーに続く新たな才能。
現在のフランス映画界を牽引する新鋭レア・ミシウス監督作、ついに⽇本初公開!
カンヌ国際映画祭を熱狂させた、新たなクィア映画の傑作!!
2021年/フランス/仏語/96分/カラー/シネスコ/5.1ch
原題:Les cinq diables/英題:The Five Devils
⽇本語字幕:横井和⼦ 配給:ロングライド
監督:レア・ミシウス 『パリ13区』
脚本:レア・ミシウス、ポール・ギローム
出演:アデル・エグザルコプロス、サリー・ドラメ、スワラ・エマティ、ムスタファ・ムベング、ダフネ・パタキア、パトリック・ブシテー
フレンチアルプスの麓にある⼩さな村〈ファイブ・デビルズ〉。この村で、⺟ジョアンヌ、⽗ジミーとともに暮らす8 歳の少⼥ヴィッキーは、ずば抜けた嗅覚を持ち、周囲の⾹りをこっそりと再現してはコレクションしている。そんなある⽇、⻑年⾳信不通だった叔⺟ジュリアが突然家を訪れる。それを機に能⼒が増幅したヴィッキーは、ある⾹りを嗅ぐたびに、⺟と叔⺟の記憶の中へと⼊り込んでしまう。
記憶のなかを⾏き来する彼⼥の旅は、閉鎖的な村と家族、そして⾃分⾃⾝の存在にまつわる驚くべき秘密を暴きだす。⺟の記憶に封印された禁断の秘密とは?そして物語は誰も予期せぬ壮⼤な結末へ……!
「ツイン・ピークス」を思わせる架空の村を舞台に、SFとスリラー、ファンタジーとを融合させた、まったく新しいタイムリープ映画が誕⽣した。
監督は、ジャック・オディアール監督『パリ13区』でセリーヌ・シアマとともに共同脚本を⼿がけたレア・ミシウス。20 代の頃からその才能を⾒込まれ、アルノー・デプレシャン(『イスマエルの亡霊たち』『ダブル・サスペクツ/ルーベ、嘆きの光』)、アンドレ・テシネ(『⾒えない太陽』)、クレール・ドゥニ(『STARS AT NOON(英題)』)ら、錚々たる巨匠たちの映画に脚本家として参加してきた。
カンヌ国際映画祭カメラ・ドールを含む4部⾨にノミネートされた初⻑編監督作『アヴァ』(17)に続く⻑編⼆作『ファイブ・デビルズ』で、ミシウス監督は、⿊⼈の⽗と⽩⼈の⺟との間に⽣まれた少⼥ヴィッキーの視線を通して、閉鎖的な環境でマイノリティに向けられる差別感情や迫害の様⼦をリアルに捉えてみせる。その⼀⽅で、⼈とは違う個性が現実を変容させていく様や、強い異性愛規範の中で悩む⼥性の姿を描き、登場⼈物たちが向かっていく未来への希望をたしかに映し出す。⼥同⼠の激しい愛と⼥性たちの連帯を⼒強く活写した本作は、第75回カンヌ国際映画祭監督週間に正式出品され、LGBTQ+がテーマの作品に授与される“クィア・パルム”にノミネートされた。
シネフィル的感性とクィアな視線とが絡み合う新鋭レア・ミシウスの強烈な個性が、映画界に⼀⼤センセーションを巻き起こした。
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