2/24(金)〜3/2(木) 料金:1200円〜1700円
インディペンデント映画界の異端児
映画監督 リム・カーワイと
“大田原愚豚舎” 東京国際映画祭の寵児
映画監督 渡辺紘文による
狂喜のコラボレーション!
インディーズ映画界あるあるをちりばめ、コロナ禍の地方ミニシアターを行脚した、 “シネマドリフター(映画流れ者)”リム・カーワイ監督の映画愛が詰め込まれた、 おかしくも切なく愛おしいパラレルワールドが誕生!!
大阪を拠点に、香港、中国、バルカン半島などで映画を製作し、『COME & GOカム・アンド・ゴー』(2020)で注目される、映画監督 リム・カーワイ。主演に東京国際映画祭5作品連続正式出品を成し遂げた、映画監督 渡辺紘文。不器用で憎めない“世界の渡辺”役を本人が好演し、現実と映画を交差させてゆく。
2022年 / 日本 / カラー / DCP / 5.1ch / 103分
監督・脚本・編集:リム・カーワイ
出演:渡辺紘文、平山ひかる、尚玄、田中泰延
何もない栃木の田舎町で、くすぶり続ける映画監督の渡辺紘文。地元・栃木を拠点に映画製作団体「大田原愚豚舎」を旗揚げし、東京国際映画祭で数々の受賞歴を持つ渡辺は、自他ともに認める“世界の渡辺”である。しかし“世界の渡辺”もいまは脚本も書けず、大手映画会社から依頼がくることもなく、地元の仲間たちと悪態をつきながら日々を過ごしている。
ある日、旧知のプロデューサーから、世界的映画監督”KOREEDA”の代打で沖縄での映画制作の話が舞い込む。久々の映画制作に浮足立つ渡辺が沖縄に向かうと、「いますぐ俺を主人公にして映画を作れ」と“社長”に高級ホテルに缶詰めにされる。しかし脚本は1ページも書けず、結局、“社長”にも見限られ、ホテルを追い出された渡辺はひとり映画館へ足を運ぶ。
「すみません。映画監督の渡辺紘文という者なんですが、自分の映画を上映してもらえる劇場を探しています。」
コロナ禍にひとりミニシアターを訪ね歩く渡辺は、その道中でいつも正体の異なる不思議な少女に出会い、導かれていく。ようやく兵庫・豊岡劇場で上映が決まるも、誰も“世界の渡辺”を知らず、チケットはまったく売れない。
遂に日本最北端の映画館・大黒座に行きついた渡辺。再び自分の映画を上映することができるのか、“世界の渡辺”として返り咲くことができるのか!?
そして“世界の渡辺”は、映画を愛する人たちと出会い、何を見つけるのか―。
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