特集・作品紹介

上映予定

8/29(金)〜 料金:1000円~1800円

『ユリシーズ』

マドリード、バスク、岡山──
それぞれの土地をめぐる、追憶と放浪の旅

スペイン、サン・セバスチャンの世界的映画学校出身
型破りの俊英が放つ、新しい映画の形『ユリシーズ』

ラドゥ・ジュテ、マティアス・ピニェイロ、マリアノ・ジナスらによる先鋭的な映画作家育成プログラムによって世界中から注⽬されるスペイン、サン・セバスチャンのエリアス・ケレヘタ映画学校(Elías Querejeta Zine Eskola)。この学校の修⼠課程を⽇本⼈ではじめて修了した宇和川輝監督の⻑編デビュー作が、フィクションとドキュメンタリーのあわいに⽴つ『ユリシーズ』だ。スペインと⽇本を⾏き来してトランスナショナルな映画制作を続けてきた宇和川の個⼈史と、ホメロス『オデュッセイア』の⼤胆な翻案をかけあわせた73分の本作は、さまざまな⼟地に瞬く親密な時間をつなぎとめ、寄る辺なき現代を⽣きる私たちすべてのための物語を描き出す。

本作は3つの⼟地で撮影され、3部構成により出来ている。第1部ではスペイン、マドリード在住のロシア⼈アレフティーナとその息⼦ディミトリが⽗親の帰りを待つ。第2部ではバスク地⽅、サン・セバスチャンに暮らすエナイツが⽇本⼈のイズミと出会う。第3部では岡⼭県北中部の真庭市で、カズコが亡き夫のお盆を孫のヒカルと迎える。異なる国、⾔語、思い出をさまよう追憶の映画。

鑑賞料金
◯一般 ¥1,800
◯ご近所さん割(江東区・墨田区に在住or在勤or在学の方) ¥1,500
◯U25割(25歳以下)・シニア割(60歳以上) ¥1,300
◯障がい者割 ¥1,000
◯U18割(18歳以下) ¥1,000

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