特集・作品紹介

上映終了

3/17(金)〜3/23(木)料金:1000円〜1700円

香港の街を駆け抜けろ!『少年たちの時代革命』

新時代の香港映画の幕開けを予感させる、
新人監督たちによる低予算&ノースター映画!
香港で極秘裏に制作され、
台湾アカデミー賞(金馬奨)を席捲した話題作!!

少女を救い出すために、仲間たちと香港の街を駆け抜けろ!
いまの香港を生きるリアルな若者たちの、疾走感あふれる青春群像劇が誕生。

2019年の香港の民主化デモに参加した若者たちが、自殺しようとする少女を救うため、民間捜索隊を結成して香港を駆け巡る姿を描いた『少年たちの時代革命』。極秘裏に制作された本作は、台湾アカデミー賞の最優秀新人監督部門、最優秀編集部門にノミネートされ、金馬国際映画祭アジア最優秀映画賞を受賞し、香港映画界に彗星のごとく現れ、大きな衝撃を与えた。日本では2022年6月に2日間限定緊急上映会がユーロライブで開催され、チケットが即日完売となったことは記憶に新しい。

デビュー作で世界に注目される監督となったのは、レックス・レン(任俠)監督とラム・サム(林森)監督だ。香港の民主化デモでは、若者による抗議の自殺が相次いだ。レックス監督とラム監督は、デモに参加する若者や市民の中でも、自殺志願者を救うために結成された民間捜索隊の姿を描こうと、本作を制作した。
起用した多くの俳優は、演技経験のない新人で、時にはデモ現場で監督自らがスカウトもした。孤独を抱え、香港の街をさまよう主人公YYはじめ、演技未経験のとは思えない生き生きとした表情を見せる俳優陣も注目だ。コロナ禍のデモ現場でのゲリラ撮影など、ドキュメンタリータッチな疾走感は、香港の街の熱気をリアルに映し出している。こうした制作スタイルは、レックス監督が師事したフルーツ・チャン監督の『メイド・イン・ホンコン/香港製造』を彷彿とさせる。

 

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