特集・作品紹介

上映終了

3/10(金)〜3/16(木)料金:1000円〜1700円

映画と音楽に新風を捲き起こす甫木元空監督『はだかのゆめ』

青山真治監督に見出された才能
映画監督でミュージシャンでもある甫木元空の最新作

いつか夢にくらい少しは顔をだしてくれたら…
息子を思う母、母を思う息子、そして祖父
お互いの距離を測り直していく、親子3代にわたる物語

四国山脈に囲まれた高知県、四万十川のほとりに暮らす一家の人々。祖父の住む家で余命を送る決意をした母、それに寄り添う息子ノロ。嘘が真で闊歩する現世を憂うノロマなノロは、近づく母の死を受け入れられず徘徊している――。
土地に刻まれた時間の痕跡と、幽かな生と確かな死。これは若くして両親を亡くし、高知県で祖父と暮らす監督自身の現在を半ば投影した、親子3代にわたる時間と、その時間の境界線を飛び越えた触れ合いの、そしてそれでも触れることのできない残酷な距離の物語である。

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