11/10(金)〜11/23(木)料金:1000〜1700円
「カバル・ラハリヤ」―
小さなメディアが巻きおこすビッグウェーブ
世界で称賛の声!
インド北部のウッタル・プラデーシュ州にあるダリト(ダリット)の女性たちだけで立ち上げた新聞社「カバル・ラハリヤ」(”ニュースの波”という意味)は、紙媒体から SNS と YouTube の発信を主とするデジタルメディアとして新しい挑戦を始める。ペンをスマートフォンに持ちかえた彼女たちは、貧困とカースト、そしてジェンダーという多重の差別や偏見、さらには命の危険すらある暴力的な状況のなか、粘り強く小さな声を取材していく。やがて、彼女たちの発信するニュースは、インド各地へと大きな広がりを見せるのだった――。
監督のリントゥ・トーマスとスシュミト・ゴーシュが完成までに 5 年の歳月を費やした長編ドキュメンタリー第 1 作となる本作は、2021 年サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドキュメンタリー部門の観客賞と審査員特別賞ダブル受賞を皮切りに、2021 年山形国際ドキュメンタリー映画祭市民賞、第 94 回アカデミー賞®️長編ドキュメンタリー賞ノミネートなど、世界各地の映画祭で 30 を超える映画賞を受賞、高い評価を得ている。
鑑賞料金
◯一般 ¥1,700
◯ご近所さん割(江東区・墨田区に在住or在勤or在学の方) ¥1,500
◯U25割(25歳以下)・シニア割(60歳以上) ¥1,200
◯障がい者割 ¥1,000
※各種割引の適用には証明できるものをお持ちください
2021 年/インド/ドキュメンタリー/ヒンディー語/DCP/93 分
原題:Writing With Fire
© BLACK TICKET FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.
監督、編集、製作:リントゥ・トーマス&スシュミト・ゴーシュ
メディアで人を守ることができる―― 心の声を聴くことをあきらめない
「カバル・ラハリヤ」は、大手メディアが注目しない農村の開発や地方自治の問題を報道している。知識も経験も豊富な主任記者のミーラは、ニュースのデジタル化に戸惑う仲間を励ましながらも、自身の子育てと夫の無理解に悩んでいる。有望記者のスニータは、やる気も能力も十分だが、家族と世間からの結婚の圧力に疲弊し、新人のシャームカリは、自分の取材能力に自信が持てなくなっていた。それぞれの悩みを抱えながらも徐々に記者としての取材方法を獲得していったミーラたちは、次々と反社会勢力の存在や警察の怠慢などを明らかにしていく。そして、むかえた地方選挙。「カバル・ラハリヤ」の記者たちは、その最前線の取材へと飛び込んでいく。
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